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フェイクの素材を住宅に使う

フェイクファーとか合成皮とか
ファッションではフェイクはもはや当たり前で
皮よりはむしろ合皮のほうが多く
匂いも少ないので使いやすいといった具合です。

住宅の素材でもほぼフェイクになっていると思います。

例えばフローリング、表面の木目はプリントで
表面はコーティングされて耐久性が良くなっています。

無垢フローリングのほうが風合いが良いという割には
実際に使ってみると喜ぶ人とクレームを言う人が出てきます。

無垢が良いと思っても実際の色ムラが気にいらなかったり
伸縮ですきまが出たり割れたり音がしたりと
日本人の繊細な感性に合わない部分も多々あるため
不良品ではないかということになるケースもあります。

そのため、均質なもの以外を省く不経済さがでたりするなど
おかしなことになってくるため

大手ハウスメーカーやパワービルダーはこぞってフェイクがよいということで
合板フローリングが主流になっている状態。

例えば本物のテラコッタの床で、自然なものは割れる汚れる、
コケやカビが生えるなどのため
ほぼ市場に出回っているのはテラコッタ風のタイルの床材です。

日本人はとにかく自然が好きそうに演じていながら
実は均質で無菌なものが好きになってしまって
到底自然素材に耐えられない感性になっていると思います。

まれに無垢材で喜ぶ方もいますが
反ったり狂ったりメンテナンスが要りますといわれた時点で
面倒なのはいやということも多く

メンテナンスしながら自然の素材で暮らすという方は
口で言うほど多くはないのです。

雑誌で見るほど自然素材と付き合うのは
簡単でもないし、しょうがないといったところです。

ナチュラルなんて口でいたっところで
すでにフェイクのほうが体質にあうという状況なのかもしれませんね。

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