瑕疵保険の申請の図面で矩計図(かなばかり)というのを提出
そのときに防水の立ち上がりや勾配
そして、二階の床が24mmの構造用合板による
剛床工法になっていることを記載しました。
これはどうゆうことなのかというと
二階の床を載せる床を構造用合板24mmで作って
梁に釘打ちすると言うものです。
昔の在来工法はどのようだったかというと
梁の上に一度根太を組んでその上に合板や板を載せていました。
現在ではあまり見られなくなりましたが
以前のほうが手間がかかりましたし
床を組むまで上の階に行きにくいと言う欠点がありました。
剛床工法のメリットは構造的に強くなることと
工期が短縮されて、コストメリットがあることです。
剛床工法は上棟時に二階の床まで組みあがって
水平の剛性、強さが確保されるので横にぶれにくくなり
なんといっても足場代わりに歩行できるというのが
現場の作業性を大きく効率的に変えました。
つまり、構造的に横揺れに強くなって
工期の短縮になっていると言うことです。
剛床工法のデメリットというとあまりないのですが
しいて言うなら、上棟のときに早めに床が完成してしまうと言うことです。
雨にふられるとぬれるということがあるので
一気に屋根まで組んですぐ屋根のルーフィング、
防水をするのが一般的になっています。
根太工法でも結局雨に降られるのはいっしょなので
上棟したらすぐ屋根と壁の防水を行う手際のよさが必要で
手際さえ良ければ大きく工期が短縮されて
施主も施工側も予算面でのメリットが生まれてきます。