メールで分かる家作りで成功する人失敗する人
住宅の設計をしていると思うこと。
最初の要望のメールやアンケート用紙を見ただけで
その方の印象やどのような性格なのかが分かるようになってきます。
他の職種でもいっしょだとは思います。
メールの文面で、大体きちんとしていれば
まともな人間であるのが分かると言うものです。
紙にペンなどで書いてあれば筆跡などでもより分かります。
殴り書きしてあると
家作りの先行きを心配してしまいます。
住宅の要望を書くときにありがたいのは
○敷地の情報があること
○部屋数と広さの要望が間違いなくあること
○欲しいイメージが記されていること(インテリアや部屋のつながりかたなど)
○家族構成が分かること
○予算が分かること
○持ち込む家具の大きさが分かるとさらに良いです。
これが書かれていると設計がスムーズです。
逆に困るのが情報が少ないことです。
異常に長い文章なのに内容がない場合
情報処理の時間ばかりかかってしまうこともあります。
依頼者の性格は把握できて、メンタルケアをした文面で返しますが
実質的な作業時間を減らしてしまうことが多いです。
お任せしますと言う方がいますが
建築後にイメージと違うと言うことになりかねません。
設計変更がたびたび行われるのがこのパターンで
そもそもの要望がないために違うと言う現象がおきます。
要望と違うと言うことがおこるのは以下の場合です。
○要望を伝えていない。もしくは要望が正確に伝えられていない。
○要望の変更が多く設計施工期間内にぶれる。
○要望が予算に見合っていない。
イメージを伝えていないために
自分のイメージと違うと言う現象が起こります。
上記のことを改善して家作りを成功させる方法は?
ないこともないです。
○情報が少なくてもプランができる優秀な設計者と施工者
○度重なる変更に対応できる設計者と施工者
○予算が安い設計者と施工者
この三つを兼ね備えることです。